第7話|三重の水産高校という選択

まぁそんな息子やったからな。

高校はどうするって話になった。

最初は家の近くの高校って話になってたんやけど、息子が言う。

「船関係の仕事がしたい」

ほなどこの学校やねん?って聞いたら

京都と三重に水産の学校があると。

でも京都は頭がよくないと無理。

三重ならなんとかいけるかもしれん。

ここで問題発生や。

京都なら通学しようと思えばなんとか行けるかもやけど、三重は大阪から約4時間。

つまり

下宿。

しかも他人様の家で住み込み。

まぁそら反対されるわな。

嫁。
嫁のおかん。
嫁のおばあちゃん。
三重の水産の昔を知ってる人。

みんなそろって言う。

無駄やと。

頭も悪いし
親元から離れるし
三重の水産の昔はろくでもないし
資格も取れへんから行くだけ無駄やと。

だから家の近くの高校にしろと。

でも俺の頭の中は

???

やった。

確かに水産で資格をとるための本を見た時は、俺もアホやから覚えられる気せーへんくらい難しい事書いてた(笑)

でもそこで思い出したんよ。

図鑑の事を。

あれもしかして

好き=覚える?

もしかしたらいけるんちゃうかって。

ただ心配ももちろんあった。

下宿やしな。

中途半端に学校行かれてたら意味がない。

俺の15歳なんて遊び呆けてたし(笑)

だから息子の覚悟だけは確認する事にした。

途中でケツ割ったら

即働きに出てもらう。

しかもかなりハードな仕事を俺が紹介したると。

今は便利な時代やからな。

そのハードな仕事の動画をユーチューブで見せた。

普通の学校ならそこまで言わへんけどって。

さてどうする?って聞いたら

かなり真剣な顔して

「水産行きたい」

って言いよる。

ほなら応援するしかないやん。

ぶっちゃけ下宿費用毎月9万くらい。

学費とは別やで(笑)

でもな。

そんなもん俺が馬車馬のごとく稼いだらええねん。

子供の可能性だけは親の価値基準で決めたくないからな。

ってな事でなんやかんやで

三重の水産高校に入学が決まる。

そしてここから

息子のおったまげるくらいの成長がスタートする。

その話はまた次で書こうと思う。

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